金髪のお姉さんは好きですか?「アトミック・ブロンド」

何故、ここまで間が空いてしまったのか。

反省中のいりーさんですが、いつも通り感想を垂れ流していきます。

金髪グラマーお姉さんが派手なアクションを魅せる!

「アトミック・ブロンド」

こちら、スパイ映画となっております。

舞台は第二次世界大戦期、ベルリンの壁が崩壊する間際のドイツ。

MI6(イギリスの秘密情報部、007などにも登場する)に所属するのスパイ、シャーリーズ・セロン演じるロレーン・ブロートンがドイツに潜入し、仲間の危機を救いつつ裏切り者を探し出せ!

という、昨今のスパイ映画にありがちな脚本に見えたりするんですが、これが結構面白い。ギャグっぽく誤魔化しちゃう事もなく、最初から最後までしっかりリアル&シリアス。

スタイリッシュで過激なスパイ映画(007とか)には無い雰囲気が味わえるので、僕は結構好みでした。

まぁ、ぼくの映画の好みが暗めの雰囲気なシリアス系なので、単純に好みをうまく引き当てただけかもしれない。

クリストファー・ノーラン作品が大好物なので、そのうち一気に感想述べつつ宣伝するかもしれない。

筋肉は全てを凌駕する!「コマンドー」

あけましておめでとうございます!

12月半ばからすっかり更新が止まっていたいりーさんです。ちゃんと続けるって決めてたのにねー、体調不良と師走の仕事納めが大変だったりで記事にまとめるのがすっかり遅れてしまいました。

しかし、ちゃんと映画は毎日見てたので、当面はがっつり更新していこうと思います!

というわけで、今回紹介するのは皆さんお馴染み、ミスターオリンピアことアーノルド・シュワルツェネッガー主演映画!日曜洋画劇場筋肉エンタメ部門の覇権を握る映画「コマンドー」です!

まぁね、これ知らない人の方が珍しいとは思うんですよ。でもし記事にしたい。だって12月に4Kリマスターの爆音上映観てきたんだもの。

まず、物語の構成がわかりやすいんですよ。

・元特殊部隊所属のシュワちゃん、元上官から「命を狙われてるぞ」と助言をもらう

・いきなり襲われて娘を人質にとられ、クーデター作戦の実行を強要される

・許せないので全員ぶっころす!!

以上。ってなんだこれ、3行で説明終わっちゃったよ!!

でも実際、内容としてはこの3行で完璧に説明できちゃうんですよね。しかも面白い。単純なのに面白い。テンポ良く話が進むからかなぁ。

あと、シュワちゃん時空とでも言えばいいのかな。「筋肉は全てを解決する!」って感じのわかりやすいパワープレイ。あの筋肉だからこその説得力ですよ。

そして爆発も派手。アクションも派手。悪役のやられ方もめっちゃ派手。だからわかりやすいのかも。

何にせよ、文字通りパワーで全てを解決する映画。「いや、流石にそれはないだろ!w」ってツッコミ所も全て「筋肉は全てを凌駕する」の一言で解決する。素晴らしい映画ですね。

5点満点!

ハリウッド版『ゴースト・イン・ザ・シェル』はアメコミの香り?

皆さんこんばんは。月曜から仕事疲れのいりーさんです。

今夜紹介するのは日本SFの金字塔『攻殻機動隊』が原作の

ハリウッド版『ゴースト・イン・ザ・シェル』を紹介します。

何故わざわざ「ハリウッド版」と付け加えているのかと言えば、同じ名前でアニメ版映画が存在するからですね。

さて、それではこの映画の評価といきましょう。

総評: 4点 / 5点満点中

良い点

・ハリウッドらしい美しい映像。アクションも申し分ない

・原作やその他シリーズに登場した設定をうまく取り込み、別の作品として仕上がっている

・悪い点

・主人公である少佐が弱く、シリーズのファン視点では違和感が強い

知っている人は多いと思いますが、そもそもこの「攻殻機動隊」シリーズに名を連ねる作品は多数あります。その中でも主人公格として多くの作品に登場する「少佐」。その 共通項として、「全身義体(脳と脊髄以外が機械化されたサイボーグ)で格闘戦・電子戦のどちらもずば抜けて強い女性」として描かれているわけです。

だから、このハリウッド版ゴースト・イン・ザ・シェルの少佐に違和感を覚える人が多いのだと思います。これが原因で悪い評価をする人が多いのではないでしょうか。

しかし、個人的にはこの映画、非常によくできた作品だと思います。というのも作り方が最近のMARVEL映画っぽいから。

何故かというと、そもそもMARVEL映画の原作コミックスが「複数の作家が1人のヒーローの作品を並行して描いている」からです。そして、時系列の繋がりが噛み合わないものは「並行世界の話」となります。これは攻殻機動隊シリーズでも近い事が言えるわけです。

故に、映画の作り方も似てくるわけです。使える設定のみを抽出し、物語に必要な物だけを配置する。その結果が昨今のMARVEL映画の流行りっぷりなわけですから。

そう考えると、少佐が弱いのは些細な問題です。それはこの映画を最後まで見ればすぐにわかります。

これは、あの強い『少佐』が生まれるまでの物語なのだ。